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数十年前に、三上章氏が問題提起した「新聞を読みたい人は、ここにありますよ」という文について、今でも説得力のある解釈はない。当時、三上氏が与えた解釈は、文法(統語論)によるものではなく、語用論によるものであった。この文は、語用論の「発話」で説明すれば、一目瞭然である。即ち、「新聞を読みたい人は、(教えてあげますが)、ここにありますよ」。語用論の「発話」で説明すれば、これまでに有効に説明できなかった現象を明瞭に説明できるだけでなく、日本語研究に新しい視角を開くことができる。